色覚異常のお子さまは、決して白黒の世界ではなく、色自体ははみえていますが、色の組み合わせや、環境、条件などにより、似かよって見えてしまうことがあります。
先生が袋の中の赤と緑の玉の色を尋ねています。
どうすれば良いのでしょう。
赤と緑の〇だけでは、戸惑うことがあります。〇と△のように形を変えたり、大きさを変えるなど色以外の情報を加えることが重要です。
地図はどうでしょう。
緑と茶色など色名だけでは戸惑うことがあります。
位置や形を示し、指示棒を使って説明するとわかりやすいです。
黒板に使うチョークはどんな色が良いのでしょう。
赤や緑のチョークは背景の緑に溶け合ってしまい戸惑うことがあります。
白と黄色を基本にしましょう。
では掲示物やパソコンを用いたプレゼンテーションなどはどんな色が見やすいのでしょう。
掲示物やプレゼンテーションは色の数を少なくしましょう。
色刷りの資料は、白黒コピーで判別できるか確認すると良いです。
バスケットの試合をしています。
チーム別にベストの色を変えていますが、オレンジ色と黄緑色のため色覚異常のお子さんには見分けが難しいことがあります。
青と赤、赤と黄など伝統的な運動会の色分けが最も識別しやすいです。
では、理科実験ではどうでしょう。
先生が試験管をもっています。
「色が変わりました」と言っていますが、色覚異常のお子さんには分かりにくいことがあります。
このような場合には、変わった方の試験管を高く上げて説明することか大切です。
では次に、朝顔の観察やスケッチではどうでしょう。
自然の色は変えることができません。
お子さんが他の子供と違った色使いをしていても、叱らいないようにしましょう。
その子が見たまま、感じたままの色を受け入れましょう。
※日本学校保健会に許可を得てイラストと内容を引用させていただきました。
医院名 | よしこ眼科クリニック |
院長 | 赤坂佳子 日本眼科学会認定眼科専門医 医学博士 |
診療科目 | 眼科 |
適応疾患 | 白内障、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、コンタクトレンズ処方 |
その他 | 一般眼科診療 |
電話 | 042-632-8008 |
所在地 | 〒192-0918 東京都八王子市兵衛1-3-1 ミクリスシティ4階 ★JR横浜線「八王子みなみ野」駅改札を出て左のビル4階です。 |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
9:30~12:00 | ○ | ○ | ○ | / | ○ | ○ | / |
14:30~17:00 | ○ | ○ | ○ | / | ○ | / | / |