今回は数あるコンタクトレンズの中から、自分にあうコンタクトはどれか・・・?
を考えてみましょう。
まず、コンタクトの種類から
ハードレンズとソフトレンズに分かれます。
ハードレンズは、固いプラスチックで出来ており、直径は9mm位、角膜より2-3mm小さいです。
光学特性に優れ、シャープな視界が得られる特徴があります。
多少の乱視であれば、矯正できます。
固い素材のため、異物感を感じることがあります 当院では酸素透過性ハードレンズを5タイプ取り扱っています。
右の写真がハードレンズです。
右の写真がソフトレンズです。
ソフトレンズはスポンジのように水分を含んで柔らかい素材で作られています。
直径は13-14mm、角膜全体を覆うため、自然なつけごこちで、動きの激しいスポーツをする時でも、ずれたり外れにくいのが特徴です。
ハードより大き目です。
こんな風にやわらかいのです
ハードレンズは、クリアな視界が得られ、ドライアイでも乾きにくく、目に傷がついたときには症状が現れやすいので、早めに病気を発見をすることが出来るという利点が沢山あります。
長く使用されている方もいらっしゃいます。
今は、ソフトレンズが主流になってきているのが実情です。特にコンタクトレンズを初めて使用される10代の方はほとんどがソフトを希望されます。
ソフトレンズにも様々あります。
まずはレンズの交換頻度による選び方です。
使い捨ての中でも分かれます。
他に1週間連続装用、1ケ月交換タイプもあります。
よしこ眼科クリニックの考えとしては・・・使い捨てコンタクトレンズでは、2週間タイプはコストは安くなりますが、コンタクト装用後、はずしたら専用の液でコンタクトを洗浄し保存する必要があります。
1日使い捨てタイプは、常に新しいレンズを使用できるメリットがありますが、コストが高めになります。週末だけ使用する方、仕事や部活で忙しい方にはとても便利です。
乱視がある方はハードレンズか乱視用ソフトレンズがお勧めです。
ハードレンズはその素材の固さにより、角膜のカーブを矯正しますので、ある程度の強さまでしか矯正できません。強い乱視のあり、ハードが希望の方は特別なカスタムメイドのコンタクトになります このタイプは当院ではまだ扱っていません。
乱視用ソフトレンズは、近年とてもよくなり、使い捨て乱視用コンタクトも使用できます。
1日、2週間の両方があります。もちろんよしこ眼科クリニックでも数種類扱っております。
通常検査するベースカーブ、近視度数のほかに乱視度数、乱視軸を専門的に検査をして、目にあったレンズを選び、初めてクリアな視界が得られます。
眼科医、視能訓練士が、手腕を発揮できるものといえましょう(=⌒▽⌒=)
遠近両用コンタクトレンズがお勧めです・・と言いたいのですが
コンタクトレンズによる遠近の矯正は、眼鏡ほどクリアな視界は得られません。
近年、進歩はしてきておりますが、だいたい見えるかな~という感じです。
コストもちょっと高めです。
普通のコンタクトをして、近用眼鏡をするほうがクリアです 。
でも興味がある!という方は、一度試しても宜しいかもしれません。
まだよしこ眼科クリニックでは扱っておりませんが、ニーズがありましたら検討します。