ブログバックナンバー | 八王子みなみ野 | 視力検査 散瞳検査 眼圧検査 | よしこ眼科クリニック

ブログバックナンバー
求人募集中

▼ 詳細・応募はこちら

診療案内
眼科一般
小児眼科
白内障
緑内障
糖尿病網膜症
加齢黄斑変性
前眼部疾患
強度近視
飛蚊症
ドライアイ
花粉症(アレルギー結膜炎)
コンタクトレンズ処方
目の検査について
色覚検査
眼科ドック 自費診療
院長ブログ院長ブログ
患者の気持ち

アイメイクと目の病気

最近のメイクは、目にポイントを持たせるのが流行のようですね。
女性なら誰でも、アイメイクにはこだわりがあるもの・・・
でも、行き過ぎや、ケアが不十分だと大切な目を傷つけてしまうことがあります。
今回はアイメイクについて気を付けなければいけないポイントを紹介します。


1つ目は、アイラインの位置です。

睫毛の生え際より内側に穴が一列に並んでいる所があります。
ここはマイボーム腺の開口部です。
マイボーム腺というのは、眼の表面を守る脂が分泌していますので、この部分にアイラインを塗ると脂が分泌されにくくなります。
目の表面は油層かあることによって、水分の蒸発を防いでいますので、マイボーム腺が詰まると、眼が乾いてきます。
いわゆるドライアイになってしまいます。
睫毛の生え際より内側にはアイラインは塗らないようにしてください。

マイボーム腺開口部の更に内側には、結膜という粘膜になります。
少し濡れて光っています。近頃はこの粘膜の部分にアイラインを塗るインナーラインというメイクがあります。
これは絶対にやめて下さい。
アイラインが水性だと色素が涙に溶けだしたり、ウォータープルーフだと粒子が眼の中にはいり、結膜炎を起こしかねません。

右上の写真は、睫毛の生え際より内側にアイラインが残っている状態です。
皮膚炎をおこしていました。


2つ目は、マスカラについて

みなさんはマスカラをどこに塗っていますか?
睫毛の根本からが基本ですが、私は皮膚から1ミリは離して塗ってほしいです。繰り返し皮膚についてしまうと、睫毛の根本で睫毛を作る細胞がダメージをうけかねません。

マスカラは、つけるときよりも、落とす時に注意が必要です。
ポイントメイククレンジングという、専用のクレンジングを用います。
タップリとコットンに含ませたら、睫毛の上から軽く押さえしばらく待ちます。液がマスカラを柔らかくしたら、すっとひきオフします。
私は、アイメイクは専用のクレンジング剤を使用した方が、確実に落とせると思います。
その際、あまり擦りすぎず、少し待って優しくふき取ることが重要です!

あまり液を浸し過ぎると、残った液が眼の中に入りますから、注意が必要です。
もし入ってしまったら、直ぐに洗い流して下さい。
私は入りそうになったら、お水を含ませたコットンで、直ぐに目の周りを拭きます。

アイメイクすると、顔立ちがはっきりとして、自然と背筋が伸びるような気がしますよね。
大切な目を守りながら、素敵にメイクしましょう(*^ー^)ノ


« 目次に戻る